設計事例

重ね壁の家 / House in Kiryu

敷地は北側道路に面した南北に長い形状で、周りには適度に近隣の住宅が立ち並んでいる。
設計要件として施主の希望は2台駐車が出来ること、開放的なLDKでありながらカーテンレスで過ごすせること。また、落ち着いた光が入るLDKの実現であった。
要望を踏まえ、カーテンレスで気兼ねなく過ごす事が出来て、やわらかい光環境が両立出来る空間をイメージしつつ設計のゾーニングを検討していった。
ゾーニングでは敷地の一番奥側にLDKを配し、建物の外形を緩いコの字型にすることで中庭に近い造りとした。加えて道路から中庭が見通せないようにファサード側には窓を設けず、外構の門袖壁と建築の目隠し壁をずらしながら計画することで、LDKのプライバシーの確保が出来るようにした。
また、そのようにいくつかの壁面がずれて出来る奥行きがファサード側に現れる事で、象徴的な外観デザインとなるように考えている。
「重ね壁の家」は家族が柔らかな光環境の中で開放的に暮らすことが出来て、ちょっと人に自慢したくなる奥行きのある外観デザインの住まいの提案。

所在地:群馬県桐生市
用途:戸建住宅
クライアント:個人
工事種別:新築
構造:木造 地上1階(平屋)
敷地面積:192.39㎡
建築面積:83.89㎡
延床面積:78.10㎡

基本設計:小倉建築計画工房
実施設計・施工:ネクサスビルド

住まいづくりやその他建築計画のことについて夢やご希望、ご予算、悩まれていること等どんなことでも構いませんので先ずはお気軽にご相談ください。