上鷺宮の家 / House in Kamisaginomiya
敷地は周辺を建物に囲まれ暗く閉鎖的になりがちな旗竿地。
敷地を見たときに南の一つの方向に視線が抜ける方向を見つけたところから設計の着想を得ました。
南側のLDKに2.5層の吹き抜けと大きな開口部を設定することで明るく開放感を持つリビングを計画。大きな吹き抜けは住宅の核となり、住宅全体を繋ぎ家族の気配を感じさせる役割を担っています。また、ウォークインタイプの収納スペースを通り抜けてキッチンに行くことができるようにすることで、買い物から帰宅した際に荷物を降ろしながらスムーズに家事ができる動線計画とし、日々のストレスを軽減できる様に計画しています。
キッチンは調理や食事がしやすい大きな造作のワークトップとカウンターとすることで家族の居場所となると共に、この家のもう一つの顔となっています。
所在地:東京都中野区
用途:戸建住宅
クライアント:個人
竣工:2022年
工事種別:新築
構造:木造 地上2階
敷地面積:129.14㎡
建築面積:61.06㎡
延床面積:101.98㎡
設計・監理:小倉大助(小倉建築計画工房)
施工:ジェネシス
写真撮影:ジェネシス